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任天堂が投入する次世代のコンソールゲーム機、「ニンテンドースイッチ」の話題でインターネットはもちきりだ。スイッチは携帯性を売りとしており、その事は即座に同社のスマホの大ヒットゲーム「ポケモンGO」を想起させる。

スイッチは左右のコントローラに本体が挟まれた形をしており、本体部分を持ち出して外でプレイすることが可能だ。トレーラー動画でもスイッチのオーナーが様々な場面でゲームを遊ぶ場面が描かれている。ポケモンGOをスイッチで遊べるかもしれないと期待する人も多いだろう。

しかし、結論から言うと答えはノーだ。いくつもの理由からポケモンGOはスイッチには来ないと断言できる。

第一に、スイッチはWi-Fiにアクセス可能だが、携帯の通信ネットワークへのアクセス機能は無さそうだ。これはつまり、ポケモンGOのようなGPSへの常時アクセスを前提としたゲームは成り立たないことを意味する。

次に、スイッチの表示画面はタッチスクリーンでは無く、ジャイロセンサーも内蔵されておらずカメラも無いためポケモンGOには向かない。

三点目はスイッチにはポケモンGOではなく、ニンテンドー3DS向けの「ポケットモンスター サン・ムーン」がやってくる可能性が高いことが挙げられる。サン・ムーンはタッチスクリーンやGPSを用いない仕様で、ポケモンGOよりも遥かにスイッチに適したゲームだ。

そもそも、携帯性を重視した次世代コンソールマシンを開発した任天堂が、そのマシンでわざわざスマホ用ゲームをプレイさせる必要は無いのだ。スマホとスイッチはカテゴリが全く別の製品なのだ。

任天堂のスマホ向けゲームは機能を削ぎ落とし、GPSやカメラといったコンソールには無い機能に適応する形で発展を遂げた。それがポケモンGOだったのだ。

任天堂はポケモンGOや「スーパーマリオラン」といったタイトルでモバイルゲームの未来を切り拓く一方で、スイッチを投入し家庭用ゲーム機の世界で新たなチャレンジを続けていく。

スイッチのスペックの詳細はまだ明らかになっていないが、ポケモンGOが遊べないことだけは確実と言えそうだ。

編集=上田裕資

 

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