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2016.10.31

ソフトバンクの新サービス、デジタルマーケティングの最前線

藤平大輔(Photo by Junji Hirose)


精度の高いエリアターゲティング

例えば、カフェで提供されているWi-Fiサービスを利用してスマートフォンでショッピングサイトを閲覧しているといった “どこで何をしているか”というユーザーのロケーションデータは、より正確なターゲティングを実現する上で非常に重要だ。このエリアにいる人がどのような活動を行うか―、という類推も行える。

ネット広告を打つ際にも、位置情報を基に、各ロケーションに合わせた告知をすることで、より効果的な配信が期待できる。同じユーザーであっても、今いる場所によって広告への感じ方も変わるはずだ。スタジアムで野球観戦を楽しんでいるのであれば、スポーツ系メーカーの最新情報を受け取ることは、興味深く好意的に感じるだろう。

「お客様にとって“タイムリーで、ふさわしい情報”をお届けできれば、それだけ広告の効率も良くなります。そういった意味で、ジオターゲティングは非常に重要なマーケティング要素だと思います」

定評のあるアドテク大手と連携「SoftBank Ads Platform」の提供において、ソフトバンクはアドテク大手のジーニーやマイクロアドと提携。ジーニーは、日本最大のSSP(サプライサイドプラットフォーム)を運営している。媒体側の収益最大化を目的とし、ネット広告を豊富に揃える存在だ。

一方、マイクロアドは国内一のDSP(デマンドサイドプラットフォーム)を展開している。広告効果最大化を目的とするDSPは、広告配信の一元管理が可能だ。ソフトバンクは自身が持つデータを両社のサービスに融合することで、より精度の高いターゲティングを実現、広告主からの要求にきめ細かく対応していく考えだ。

「マーケティングのデジタル化を進めていく上で、システムやサーバーなどへの先行投資をクライアント企業様にしていただく必要はありません。我々が用意したプラットフォームを活用していただき、企業様独自のさまざまなデータを分析した上で、その企業様にしか実現できないマーケティングを我々が一緒に考えていくという流れです。投資対効果の高い広告費が何なのかを見極め、ターゲットへのリーチを最大化するためにはどの程度デジタルシフトすればいいか―。そういった疑問を、データに基づいて解決していきます」

デジタルマーケティングは、とどまることなく進化を続けている。次のステージに向けた先進的なマーケティングをプラットフォームとして広く提供していく―、新サービスが描くロードマップは大きい。


藤平大輔◎ソフトバンク株式会社 法人事業統括 法人事業開発本部 デジタルマーケティング事業統括部 統括部長。1971 年、横浜生まれ。96年NTT入社、ソニー株式会社を経て、2004年10月にソフトバンクBB株式会社(現ソフトバンク)に入社。ソフトバンクホークスの立ち上げなど、さまざまな新規事業を行い、14年より現職。SBギフト株式会社代表取締役、株式会社ジェネレイト代表取締役CEOなども兼務。

編集=高城昭夫

この記事は 「Forbes JAPAN No.29 2016年12月号(2016/10/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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