ビジネス

2016.10.10 12:00

言葉の掛け合わせでアイデアを生む、「マジックワード」思考法


言葉は子どもからお年寄りまで誰もが扱うことができる、アイデアのプロトタイピングツール。カードによってこれまで出会うことがなかった二つの要素が組み合わされることで、新しいアイデアが生まれる。それをみんなで育てながら、グルーヴ感が生まれていく。そんな熱気を感じたのでした。

ちなみにこのカード、一人で企画を考える際にも使えます。一枚一枚カードをめくりながら、出てきた言葉にそれってどういうこと?と自問自答しながら企画を深めていけば100の切り口のアイデアができる。仕事の効率化をはかるにも有効です。

ALSのような社会課題だけではありません。新人がいうことを聞かない。妻の機嫌が悪い。旦那がだらしない。お金がたまらない……生きていると大小様々な課題にぶつかります。言い換えるならたくさんのアイデアが求められます。

そんなときに、タロットカードをめくるような気分で、マジックワードカードをめくってみると新しいアイデアに出会える。生活を豊かにし、世界を平和にするにはアイデアが必要。マジックワードがその一助となれば幸いです。


電通総研Bチーム◎電通内でひっそりと活動を始めていたクリエイティブシンクタンク。「好奇心ファースト」を合言葉に、社内外の特任リサーチャー40人がそれぞれの得意分野を1人1ジャンル常にリサーチ。現在50のプロジェクトを支援している。平均年齢約35歳。

大山 徹◎電通総研Bチーム「Play」特任リサーチャー。「あそびから入ってみる」を自身のテーマとして、広告、ワークショップ、ゲームの開発など、幅広く“楽しく”活動中。

鳥巣智行◎電通総研Bチーム所属。ソフトバンク「Pepper」の会話システムや、森永製菓「おかしな自由研究」の商品開発を行う。長崎原爆の記憶を継承する。「Nagasaki Archive」の制作など平和もテーマに活動中。

文=大山徹、鳥巣智行

この記事は 「Forbes JAPAN No.27 2016年10月号(2016/08/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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