中国の「コネクティッドカー」は欧米以上 アリペイは車内決済に対応

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ネット企業はコネクティッドカー開発への参画で、大量のユーザーアカウントと交通データを集めることができ、スマート交通システムのような商品開発につなげられる。

上海のコンサル会社Automotive Foresightのアナリスト、エール・ジャン(張豫)は、「Roewe RX5のようなコネクティッドカーにYunOSを搭載しているアリババは、自動車の走行やドライバーのネット利用のデータを集めることができ、現時点で優勢に立っている」と分析する。

中国は国産コネクティッドカーの生産にも力を入れる。国営通信社新華社によると、政府関連の業界団体、中国汽車工程学会は、中国のコネクティッドカー市場における国産化比率を2020年に50%、2025年に60%に高める目標を立てている。

アップルのCarPlayは中国で利用できる一方で、中国政府の検閲政策に反対して2010年に中国から撤退したグーグルのサービスはシャットアウトされている。リウは「市場はまだ立ち上がったばかりで、今のところは明確なリーダーは存在しない」と語った。

編集=上田裕資

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