五輪選手のようにプレッシャーと闘う カギは「コントロール」

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開催中のリオデジャネイロ五輪では、人生最大ともいえる夢をかなえたのだろう世界のトップアスリートたちが、戦いを続けている。挑戦の機会は4年に一度しかない──そう考えれば、彼らが受けているプレッシャーがどれほどのものかが分かるだろう。

目標を達成できるチャンスは大半の選手にとって、恐らくたった一度しかない。そのことだけでも、他のほとんどの人なら「完全に固まって」しまうようなプレッシャーのはずだ。だが、大きな成功を収めた人たちは、こうしたプレッシャーに対応する方法を身に付けている。自分を駄目にするものではなく、効果的なものに気持ちを集中させているのだ。

こうした選手たちのように目標に近づく方法を習得することができれば、私たちもストレスや不安を減らしながら、より多くの成功を手にすることができる。それが可能な理由と、実現する方法は次のとおりだ。

目標を達成できる理由

どれだけの利益を上げられたか?どれだけ体重を減らすことができたか?どれだけの点を取れたか?──私たちは、結果に基づいて機能する社会に生きている。そして、ほとんどの人たちが、自分の価値はこうした数字で測ることができると考えている。だが、そうした考え方は私たちの行動に多大なプレッシャーをかける。問題は、そのプレッシャーが達成を目指す目標の実現可能性を低下させるということだ。

プレッシャーを感じているということは、重いウエイトベストを身に着けているようなものだ。受けているプレッシャーが強いほど、ベストは重たくなる。そうした状態でより良いパフォーマンスができるという人が、どれだけいるだろうか?成功した人たちは、プレッシャーを弱めると同時に生産性を高めるような目標の定め方を知っている。

目標を達成する方法

目標には2つの種類がある。

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編集 = 木内涼子

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