ダメな上司の「素質」を見破る10項目、身近に該当者はいる?

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「強いリーダー」になるために必要なことは何か──この問題については数えきれないほどの本が出版され、さまざまなことが言われてきた。だが、私たちはリーダーシップについて、別の見方もしてみる必要がある。それは、素晴らしいリーダーになるのは本当に難しいという点に注目してみることだ。

企業や組織の枠組みは、物事をより良く管理するよりも、ダメな方法で管理させることの方に適している。企業の最高経営者ではない管理職には、自分自身にも上司がおり、より高いポストに就いている人たちの中には、強いリーダーとして部下たちに対応することよりも、自社製品の生産の方が大事だという人もいる。

あなたの上司は強いリーダーか、あるいはダメなリーダーか、次の10項目に照らして考えみれば、その判断ができるかもしれない。

1. 顧客やベンダーにウソをつかせる

自社が事実を明かしたがらないばかりに、顧客やベンダーにうそをついたり、あえて判断を誤らせるような言い方をしたりすることを強いられた経験がある人は多いだろう。

2. 同僚に対してウソをつかせる

顧客やベンダーに対してうそをつかせることも悪いが、同僚の間で互いにうそをつかせるのは、その10倍良くないことだ。だが、これは職場ではよくあることのようだ。

3. 問題が起きても責任を取らない

強いリーダーや上司は、部内で起きた全てのことに対する責任を取る。発生した問題について、部下を責めたりしない。

4. 部下の休暇の予定を変更させる

予定していた休暇について、会社の指示で中止せざるを得ないかもしれない、などと心配になることがあってはならない。

休暇の予定を変更してもらうのであれば、会社側はすでに支払われていた旅行の代金などを払い戻すだけでなく、その従業員に特別手当も支給すべきだ。

5. 同僚の仕事ぶりを「偵察」させる

まともな考え方を持った上司なら、部下にチームメイトの行動を偵察するよう頼んだり、指示したりするはずがない。だが、実際にはそんなことをする人もいる。
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編集 = 木内涼子

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