ミレニアル世代へのマーケティングを展開する上で知っておくべき6つのこと

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ミレニアル世代は、ベビーブーマー世代の退職によってできる“空き”を着実に埋め、労働力の中で最も大きな割合を構成している。どの世代も同じだが、彼らにもまた独特な特徴がある。そして彼らの購買力はとてつもなく大きく、それを無視できる企業はないはずだ。

そんなミレニアル世代を対象としたマーケティングにおいて、知っておくべきことを以下に挙げる。

彼らは均一ではない

ミレニアル世代について、まず知っておくべきことがこれだ。彼らは、そのほかの世代のように単純で分かりやすい消費者層ではない。効果的なマーケティングを考案するためには、ミレニアル世代について深く掘り下げる必要がある。

彼らはこれまでで最も多様性に満ちた世代で、シングルマザーから中産階級の専門職に至るまでの、あらゆるタイプの人で構成されている。彼らはどの社会階層にも、あらゆる業界(アプリケーションからファッショントレンド、マーケティングに至るまで)にもいる。マーケティング担当者は統計的データよりも、こうしたセグメントをベースにした考え方をしなければならない。

ネット接続は当たり前

ミレニアル世代は、テクノロジーが身近な環境で育った最初の世代であり、常に“つながっている”ことに慣れている。彼らの大多数は同時に複数のデバイスに接続しており、絶えずインターネットにアクセスできる環境にないと無力感を感じるようになる。

各ブランドはミレニアル世代と常にコミュニケーションを維持し、彼らが望んだタイミングでのサポートを提供できなければならない。「9時から5時まで」は死語だ。

共有文化

ミレニアル世代は従来にも増してソーシャルメディアに多くの時間を費やしている。ソーシャルメディアは彼らの“共有文化”の象徴であり、マーケティングの最先端にいる企業は、常にソーシャルメディアとの新しい携わり方を模索している。

だが全てのソーシャルメディアが自分のブランドに合っている訳ではない。ターゲットとしているセグメントが集まっている可能性が高い場所を検討すべきだ。
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編集 = 木内涼子

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