ワークライフバランスに協力的な米企業は? 上位25社を紹介 働く人のニーズは日本と共通

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職種に関わらず、米国でも多くの人たちが前の世代より長い労働時間を求められるようになっている。さらに、テクノロジーによって仕事はますます、家庭に持ち込まれるようになっている。こうした中で、従業員のワークライフバランスを重視する企業は一層、働く人たちにとっての魅力を増している。

やりがいのあるキャリアを求めると同時に、個人としての生活も充実させたい人に協力的な雇用主を明らかにするため、フォーブスはこのほど、求人情報検索サービス「インディード(Indeed)」の協力を得て調査を実施。ワークライフバランスを最適にできる可能性が高い企業の上位25社を特定した。

調査対象としたのは、主にフルタイムで就業する従業員を採用しており、インディードのサイト利用者から100件以上のレビューが投稿されている企業。米政府・軍関連機関と大学、非営利組織、人材派遣会社は対象外とした。

インディードのポール・ウルフ人事部長は、「求人市場においては現在、ワークライフバランスが一層、その重要性を増している」と指摘。「仕事と家庭の境界線はますます不明瞭になってきており、従業員が適切に個人的な時間を確保できるよう積極的に対応している企業が注目を集めている」と述べている。

今回の調査で、前回まで1位のコルゲート・パーモリーブからトップの座を奪ったのは、サウスウエスト航空だった。昨年の13位から大きく順位を上げている。

同社は採用情報の中で、従業員の健康とキャリアアップの確保に尽力していることを強調。また、一部の部署で就業日数を少なくする一方で出勤日の就業時間を延長し、所定の労働時間をこなす「コンプレストワークウィーク」を認めていること、始業・終業時刻に柔軟に対応できること、ワークシェアリングを採用していことなどについて説明している。

ランキングの上位25社は、次のとおりだ。

1. サウスウエスト航空(Southwest Airlines)
2. ディスカバリー・コミュニケーションズ(Discovery Communications、メディア)
3. アルトリア(Altria、タバコ)
4. センターポイント・エナジー(CenterPoint Energy、電力)
5. バイアコム(Viacom、メディア)
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編集=木内涼子

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