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2016.07.30 17:00

米市場から2017年に姿を消す14モデル、「犠牲者」のひとつはトヨタ・ブランドに


販売不振が原因で生産終了となるもう一つのモデルが、ダッジ「ダート」だ。2013年に販売を開始したダートは、これまでのダッジの小型車の中では最高のモデルといわれてきた。だが、そのダートの販売台数は伸び悩んだ。競合するモデルが多い一方で、小型SUVに市場を奪われている小型車部門で今年に入り、さらに大きく販売台数を減らしている。

フィアット・クライスラー(FCA)のセルジオ・マルシオーネCEOは今年2月、コンパクトセダン「ダート」の生産中止を2016年モデルイヤーで終了し、より人気の高いジープ「チェロキー」SUVの生産を強化すると発表した。同社はまた、中型セダン「クライスラー200」は存続させるものの、ダッジ「ラム1500」の生産台数を増やすため、生産規模を縮小する方針だ。

以下、2016年モデルイヤーで生産を終了する14モデルのリストを紹介する。

1. キャデラック ELR
2. キャデラックSRX
3. クライスラー タウン& カントリー
4. ダッジ ダート
5. ダッジ グランドキャラバン
6. ダッジ バイパー
7. ホンダ CR-Z
8. ヒュンダイエクウス
9. ヒュンダイ ジェネシス
10. リンカーンMKS
11. サイオンtC
12. サイオンFR-S
13. フォルクスワーゲン イオス
14. ボルボ S80

編集=木内涼子

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