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2016.07.28

サラリーマンがゼロから資産家に成り上がるルールとは?[不動産で資産運用 第3回]

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例えば、手持ちの現金350万を諸費用に使って、フルローンを引ける状態なら5〜6,000万の物件購入が可能です。5,000万円の物件を購入した場合、手持ちの現金350万円を約14倍に増やした計算になります。手持ち現金に対する比率は「1:14」です。

つまり、自分の人生の有効時間を考えると、一代で短期間に成り上がるためには、銀行のお金を使ってより大きな物件を購入することで、理論上、時間を短縮して資産拡大することが可能になります。

ここまでが時間を短縮する重要ポイント。次はキャッシュを急速に増やすポイントについてです。

■一瞬でキャッシュを増やすルール

さて、短期間でキャッシュを得るためには、不動産購入時に投資の出口である“売却で損をしない物件を選ぶ”ということが重要です。

将来のことを100%言い当てることはできませんが、実際の物件価値が販売価格を大きく下回っている物件で、希少性がある物件は将来値上がりする可能性が高いと予測出来ます。

相対取引である不動産はこのような物件が飛び出してくる場合があります。つまり、良い物件を相場より安く購入したことになります。こういった物件は買ってすぐ転売しても利益が出ますし、本来の適正価格で将来高く売却することも可能です。

ではなぜ、出口である売却が重要かというと、物件を高く売却することによって、手持ちキャッシュを一瞬で大きく増やすことが出来るからです。

融資利用でより大きな物件を購入しているので、売却時の利益にもレバレッジがかかります。同じ利益率なら額が大きい方が、リターンも大きくなります。

逆に出口でマイナスになってしまうと、一代で成り上がることは難しくなってしまいます。はじめに安く買って、所有して収入を得て、高く売る、このサイクルをくり返して成長することがキャッシュを増やすポイントです。
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文=黒木陽斗

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