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2016.07.28

サラリーマンがゼロから資産家に成り上がるルールとは?[不動産で資産運用 第3回]

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不動産の世界で代々資産家といわれる人達は何代にも渡って資産を引き継いできた人たちです。しかし、資産家の家に生まれるかどうかを自分で選ぶことは出来ません。

一方、私がシリコンバレーで出会った多くのビジネスエリートたちは、受け継いだ資産はゼロでも頭脳をフル回転させて一代で短期間に成り上がっていった人達でした。そう聞くと、ジョブズやビル・ゲイツを思い浮かべるかもしれませんが、そういう天才は小数派です。実は、シリコンバレーには最初はサラリーマンだった人も多く存在しているのです。

著書『シリコンバレーのビジネスエリートが実践する 使っても減らない5つのお金のルール』は、私がシリコンバレーのビジネスエリートたちと学んだ一代で成り上がるためのノウハウを詰め込んだお金のルールの本です。今回は、この成り上がるためのルールを不動産に応用した人達のお話をしていきます。

さて、代々続く資産家に一代で追いつくためには、数十年という自分の人生時間内に稼ぎ出す必要があります。不動産だけでなく、資産家が数百年備蓄したキャッシュも数年あるいは数十年で増やさなければなりません。

つまり、「限りある時間の効率化」と「短期間にキャッシュを増やすこと」が重要なポイントになります。実は、この2つのポイントは、代々資産家の人よりゼロからはじめる人のほうがやりやすいのです。

■投資のスピードと時間の短縮のルール

相続がなく、一代で成り上がろうとする場合、最初は現金が乏しいはずです。初めから数千万、数億円の不動産投資を行う場合、購入金額まで働いてお金を貯めている時間はあなたにはありません。

では、手持ちの現金で小額投資から始める場合はどうでしょうか? お金を貯めて、一つ一つ物件を現金購入する方法は無借金経営なのでリスクは軽減されますが、現金を貯めて、購入、貯めて、購入を繰り返し成長していくため、レバレッジと言われるテコの原理は働かず、「現金:物件」の比率は常に「1:1」になります。

ギア比1:1の自転車を漕ぐと、労力のわりに思ったより進んでいないことに気がつくでしょう。つまり、この方法は成り上がるために長い時間を必要とします。

では、レバレッジと言われる銀行からお金を借りて、物件を増やしていく場合はどうでしょうか?
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文=黒木陽斗

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