ガイド付きツアーは昔からあるが、AR(拡張現実)ゲーム内のキャラクターを捕獲するというコンセプトは斬新だ。サービスを立ち上げた「フィラメント・ラブス(Filament Labs)」はピッツバーグに本拠を置く、数日前に設立されたばかりのベンチャー企業だ。同社は地元で配車アプリを手掛ける企業と組み「ポケモンGO捕獲ツアー」を始動した。運営は子会社の「Storimõd」が行うという。
共同創業者のトマス・ラーキンとT.J.ハリスにメールでインタビューを行ったところ、彼らは他社に先駆けて迅速にサービスをリリースするため、不眠不休で準備を行なったという。苦労の甲斐あってabcニュースが早速彼らのことを報じ、1時間の料金が1名25ドルのツアーは、常に予約で満員の状態だ。サービスは現在ピッツバーグ市内限定だが、今後の全米展開を狙う。
案内役は「レベル10」以上のドライバーに限定
Storimõdはピッツバーグを拠点とする配車アプリ「Ride VIP」と提携し、捕獲ツアーを実施中。この企画を思い立ったきっかけは、ラーキンらがフェイスブック上の友人たちに10ドルでポケモン捕獲のための運転手を請け負ったことだという。
「Ride VIPのアプリを起動したら、車種を選択する画面で”Storimõd”を選べばサービスを利用できます。ドライバーは、我々が予め用意したルートに沿って市内でも有名なポケストップやレアなポケモンが見つかる場所、ルアーモジュールが頻繁に使用されるスポットなどを案内してくれます」(ハリス)