「ポケモンGO」日本公開前にダウン、ハッカーが犯行声明

Julia Pajumae / Shutterstock.com

いよいよ日本上陸と噂される「ポケモンGO」。7月19日のテッククランチの報道に続き、一部ネット掲示板には「ポケモンGOリリースに向けた、マクドナルドの社内メール」とされる画像も掲載されるなど、様々な憶測が飛び交っている。

ポケモンGOは現在、米国、カナダ及びフランスを除くほぼ全てのヨーロッパ諸国で公開中。プレイ可能な国は30か国に及び、残された地域はブラジルなどの南米諸国及びアジア地域。日本はアジア進出の第一弾として期待されている。

しかし、ここで気になるのが先週末から頻発しているポケモンGOのサーバーダウンの問題。フォーブスのポール・タッシ記者らのリポートによると米国では先週から、大規模なサーバー障害が発生。ポケモンの接近を知らせるセンサーが全く作動しないといった状況が発生している。

今回のサーバー障害は7月16日、公式サイト上でオーストリア、ベルギー、ブルガリアなど、新規26か国の追加が発表された直後に発生した模様。英紙「デイリー・エクスプレス」はイギリスのユーザーは全くゲームにアクセス出来ない状態が続いていると伝え、「任天堂のような大企業がサーバー問題を解決できないなんて、うんざりさせられる」といったユーザーのコメントを紹介した。

サーバーダウンは英国現地時間の7月19日20時現在、なおも継続中の模様。「リリース前に十分な時間があったのだから、しっかり準備しておくべきだった」といった声もあがっている。

一方で「ポケモンGOにサーバー攻撃をしかけた」と宣言するハッカー集団も出現した。PoodleCorpと名乗るグループは、「今回のサーバーダウンは我々の手によるものだ」と宣言しており、彼らは8月1日にも再度、DDOS攻撃を仕掛け「サーバーを24時間に渡りダウンさせる」と述べている。

ポケモンの広報担当者は7月19日時点でロイターの取材に対し、「日本公開は現在では未定」としている。

編集=上田裕資

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事