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2016.07.03

再就職に楽観的な雇用労働者が増加 理想の仕事に就くための4か条とは

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もしも今日、仕事を失ったらあなたはどう感じるだろうか?アメリカでは、企業の従業員の半数以上が、半年以内に新しい就職先が見つかると確信しているようだ。

米キャリア情報サイトのグラスドア(Glassdoor)の調査によれば、雇用労働者の54%が、突然失業しても半年以内に、自分の経験に合った、現職と同じ報酬水準の新しい仕事を見つけられると回答した。

7年前の調査では、同じように感じている雇用労働者は回答者全体のわずか33%だった。だが2013年以降は着実に、こうした楽観的な見方が増えている。

しかしながら、失業中の労働者の間では最近、期待値が下がっている。2015年の初頭には、失業中の労働者の47%が再就職できると確信していたが、今では40%に減っている。とはいえ、再就職に自信がある人が31%に下落していた2014年に比べれば、これでも多い方だ。

グラスドアの調査によれば、若い雇用労働者の方が、より再就職に楽観的だ。18歳~34歳の労働者のうち、失業しても新しい仕事が見つかると楽観的な回答をしたのは60%。それに対して55歳~64歳は44%だった。

雇用労働者の楽観主義は、給与の上昇に関する予想でも測ることができる。調査によれば、雇用労働者の半数が、今後12か月以内に生活費の増加あるいは賃金の上昇を見込んでいると回答した。

2014年以降、雇用労働者の期待値は少しずつ上昇しているが、この7年間の数字はそこまで高いとはいえない。金融危機やその後に続いた景気後退を受け、雇用従業員の半数は、給与の上昇を期待していないと回答した。

失業にせよ転職にせよ、ひとつの仕事を辞めることは、もうひとつの仕事に続く扉を開けることになる。理想の仕事に就くために知っておくべき4つのことは以下のとおりだ。

楽しめることを見つける
仕事探しの最初のステップのひとつは、その仕事のどこが魅力的だと思うのかを正直に評価することだ。あなたはもともと社交的で、同僚との付き合いを楽しめるタイプだろうか?コーディングにときめきを覚えるだろうか?そして最も重要なのは、あなたの技術的スキルは、自分の興味やスキルを生かすことができる最新のものかということだ。

スキルを極める
潜在雇用主たちは、優れた結果を出すことのできる人材を探している。あなたの仕事に必要な最高のツールや実践を研究して、あなたにはそれが出来ることを示すのだ。加えて、再訓練コースを受講しよう。そうすれば専門知識が強化されるだけでなく、将来の雇用主に学習意欲のあるところを見せることもできる。

求められる以上のことができると証明する
面接では、過去に断固たる行動をとってプラスの成果が得られた例を示そう。ただ受け身で仕事をするのではなく、前もって計画を立てることのできる能力を示せば、ほかの候補者よりも際立った存在感をアピールできる。

給与を実績と関連づける
給与についての交渉を行う時は、あなたが企業にもたらし得るものと、企業がそれに対して(あなたが提示する金額を)支払う価値がどこにあるのかを雇用主に思い起こさせることが重要だ。だが先に調査を行っておくことを忘れずに。その企業であなたが得られる現実的な報酬額を予想することも重要だ。

編集=森 美歩

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