米エンタメ界を代表する4名、ジェニファー・ローレンスらの過去と現在

ジェニファー・ローレンス(Photo by Fred Duval/FilmMagic)

ジェニファー・ローレンス、レナ・ダナム、ケイト・マッキノン、そしてアリアナ・グランデ――。過去にフォーブスが選ぶ「30アンダー30」(30歳未満の重要人物)の「ハリウッド&エンターテイメント部門」に名を連ねた彼女たちは、今や誰もが知る存在となり、各分野で不動の地位を築いている。

ここでは彼女たちが新人として「30アンダー30」に入った当時と、現在の活動状況を比較してみよう。

■ジェニファー・ローレンス

2011年の「30アンダー30」には、「『ハンガー・ゲーム』が『トワイライト』級の人気シリーズになれば、オスカーノにミネートされたローレンスの収入は、飛躍的に上がるだろう」と記されていた。

『ハンガー・ゲーム』3部作は大ヒットとなり、全世界興行収入は30億ドル(約3,210億円)に迫った。この連作で、ローレンスは女性アクションヒーローとしての集客力の高さを見せつけ、その後の映画出演料交渉を有利にした。フォーブスの2015年「世界で最も稼ぐ女優」ランキングでは第1位となり、年間収入は5,200万ドル(約62億7,500万円、当時)と推定された。

レナ・ダナム

2011年の「30アンダー30」には、「25歳の脚本家、レナ・ダナムは映画『Tiny Furniture』でハリウッドの注目を集めた。現在、米大手ケーブルテレビ局HBOで期待の新ドラマ『GIRLS/ガールズ』を制作中」とある。

2014年、ダナムは自伝的エッセー『Not That Kind of Girl』を発表し、ベストセラーとなった。そして2015年には、TVプロデューサーのジェニー・コナーと共にメールマガジン「レニー・レター(Lenny Letter)」を開始し、大成功を収めている。ちなみに、現在『GIRLS/ガールズ』はシーズン5が終了し、最終シーズンとなるシーズン6の制作が決定している。

ケイト・マッキノン

2012年の「30アンダー30」には、「人気女性コメディアンのティナ・フェイ、エイミー・ポーラー、マーヤ・ルドルフ、クリステン・ウィグはすべて、有名になる前は、土曜の深夜番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』に出演していた。ケイト・マッキノンもまさに同じ道を歩んでいるようだ」とある。

2012年にSNLデビューを果たしたマッキノンは、「30アンダー30」リストに登場してから既に3回、エミー賞にノミネートされた。今年8月に公開の映画『ゴーストバスターズ』リメイク版では、メリッサ・マッカーシー、クリステン・ウィグ、レスリー・ジョーンズらと共演することが決まっている。 

アリアナ・グランデ

2012年の「30アンダー30」に登場したグランデは、「ニコロデオンのコメディドラマ『ビクトリアス(Victorious)』でヴィクトリア・ジャスティスの脇役的存在として登場した。しかし、グランデ演じるキャット・バレンタインと『アイ・カーリー(iCarly)』のサム・パケットは、それぞれの番組からスピンオフし、新たに『サム&キャット』というコメディドラマで主演する」と報じられた。

『サム&キャット』は長く続かなかったが、グランデは音楽で成功を収めた。2013年発表のデビューアルバム「Yours Truly」と2014年発表のセカンドアルバム「My Everything」は共に全米1位を獲得した。女性アーティストがデビューアルバムとセカンドアルバムで連続1位を獲得するのは稀で、2010年以来の快挙となった。

編集=上田裕資

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