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他のウィーワークの拠点と同様に、上海でも共有デスクや占有デスク、個室が用意されている。オプション料金を支払えばコーヒーやビール、Wi-Fi、プリンター、会議室(卓球台のある部屋もある)のサービスも利用できる。利用料は月極めで、デスク1つあたり2,200元(約3万5,000円)からだ。

アメリカのウィーワークでは共有デスクが多い設計だが、上海ではセキュリティとプライバシーを重視する傾向をくみ取ってほとんどが個室だとルーは言う。会議室の壁に中国将棋のデザインを取り入れるなど、内装には中国の要素をコンテンポラリーテイストに仕立てて取り入れた。

「地元と関連性のあるオフィスにすることが我々の戦略です」とRuchは言う。「テナントにとって親しみやすいコミュニティを作ることが目標です」

コワーキングスペースのビジネスは中国でも急成長を遂げている。2010年設立の中国で最も古いコワーキングスペース「ピープル・スクエアード(P2)」の創業者Bob Zhengは「仕事や役割、ビジネスが流動的になっており、中国の若き起業家らは同じような考え方を持つ人と出会えることに魅力を感じているのです」と分析する。

P2は上海に16か所、北京に3か所、そして地元政府の支援を受けて寧波にも5月に新規に開設した。中国における家賃の高騰はすぐには収まらないと見られ、コワーキングは今後も成長を遂げるだろう。ウィーワークはこれまでで最も利益の上がる国を見つけられたのかもしれない。

編集=上田裕資

 

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