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2016.04.25

新経済サミット2016、AIやフィンテックなど最先端技術を東京から世界へ

エストニア共和国のターヴィ・ロイヴァス首相/ photo by NEST

今年最後の桜見が楽しめた4月7日、8日の2日間、東京・永田町のホテルニューオータニに世界の起業家・イノベーターたちが一同に会し、熱い議論が交わされた。

今回で4回目を数える「新経済サミット(NEST)」には、オーディエンスとして世界から2日間で延べ3,000人が集まり、時代を切り拓くフロントランナーたちの論議に熱心に耳を傾けていた。

NESTは、ITなどの最先端技術を中心に、新産業の推進・発展に向けて、新たな未来の経済の姿を構想し、提案していくグローバルカンファレンスだ。今回も、IT立国 エストニア共和国のターヴィ・ロイヴァス首相や、3D Roboticsのクリス・アンダーソンCEOなど、海外の大物が多数登壇し、会場を盛り上げた。

イベントを主催する新経済連盟代表理事の楽天 三木谷浩史氏は開演挨拶で「新経済サミットを通じ、エバンジェリストとして経済を推進していきたい。このイベントが起業家の巣となって、毎年戻ってくる場所にしたい」と述べ、この会への期待を寄せた。

まさに今回、その「巣」から飛び立ったサービスもある。昨年も大変好評であった、ピッチイベント。今年は新たに「NEST STARTUP CHALLENGE」と名称を改め、世界に通用する日本のスタートアップを集め、10人が全員英語でプレゼンした。事実、このイベントでは、シリコンバレーの投資家も興味を示し、アライアンスパートナーが現れるなどプレゼンターたちにとって貴重な機会になった。

優勝したのは、農業情報設計社の濱田安之氏。プレゼンしたサービス「AgriBus-NAVI」は、農産物を育てる圃場で、農業機械が直進作業できるようアシストするアプリを提供するものだ。

そのほか、X JAPANのYOSHIKI氏と三木谷氏が人工知能(AI)と音楽をテーマに議論したほか、Playground Globalのアンディ・ルービンCEOが「ロボット工学と人工知能」について基調講演をしたように、「AI」「ロボット」はこのイベントの重要テーマの一つであった。また、同じく注目される「フィンテック」に関するセッションも複数設けられた。

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X JAPANのYOSHIKI氏と楽天 三木谷浩史氏
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Playground Globalのアンディ・ルービンCEO

さらに、サイバーエージェントの藤田晋氏やグリーの田中良和氏、星野リゾートの星野佳路氏、また、リフト(Lyft)のローガン・グリーンCEO、シリコンバレーで最も名の知られる日本人起業家・福山太郎氏などが自身の活動が映し出す未来への希望をオーディエンスに示した。

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[左から]サイバーエージェント 藤田晋氏、Creww 伊地知天氏、ラクスル 松本恭攝氏、グリー 田中良和氏

日本国内で開かれるカンファレンスやイベントにおいて、その大部分を英語で行うものは決して多くない。そんな中、登壇者だけでなく、オーディエンスにも多くの外国人が参加するこの「新経済サミット」は明らかに異色だ。そこには、日本が少子高齢化などの構造問題を抱える中、世界で競争力を維持し、未来の姿を自ら創造、リードしていくという覚悟のようなものが感じられる。

そんないい緊張感と共に、和気あいあいとした雰囲気が会を通して感じられたのは、前夜に行われた楽しい宴も影響しているかもしれない。

三木谷氏の開会挨拶で始まった前夜祭では、内閣府特命担当大臣の島尻安伊子氏が祝辞を述べた。その後、新経済連盟理事、テクマトリックスの由利孝氏による乾杯の発声とともに、日本経済を担う要人たちの「歓談の時間」が始まった。

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リンダ・リウカス(Rails Girls)、ピーター・ヴェスターバッカ(Rovio Entertainment Ltd.)
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[左から]スタンフォード大学 櫛田健児氏、ソースネクスト 松田憲幸氏、アメリカ国立がん研究所 小林久隆氏

会場となったのは、ホテルニューオータニ「鳳凰の間」。生花の桜が装飾された空間にはサントリー『響 JAPANESE HARMONY』の試飲コーナーも設置され、日本の自然と日本人の繊細な感性、匠の技が響き合うウイスキー「響」の世界を紹介。 桜を愛でつつ美酒を楽しむ海外スピーカーの姿が印象的だった。

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歓談は終始なごやかな様子で、起業家やイノベーターらが、スタイリッシュな味わいの「響」を片手に交流を深めていた。

編集=谷本有香

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