ダメ。大麻への偏見 スヌープ・ドッグが動画で呼びかけ

スヌープ・ドッグ (Photo by Steve Jennings/Getty Images for TechCrunch)

スヌープ・ドッグ (Photo by Steve Jennings/Getty Images for TechCrunch)

昨年秋、起業家としても知られるラッパーのスヌープ・ドッグはニュースメディア、「メリー・ジェーン」を立ち上げた。そこでスヌープは「大麻に対する新たな考え方を広めるのに役立つ文化、ニュース、動画、食、スタイルに関するリソース」を提供している。

そのメリー・ジェーンが3月31日、ビジネスで成功した大麻使用者を描いた短編動画「ハイリー・プロダクティブ」の提供を始めた。大麻を使う人は怠惰な中毒者だという偏見を払拭する意図があるという。

ウーピー・ゴールドバーグも大麻ビジネスに参入

1本目の動画に登場するのは、ビール会社ラグニタスのトニー・マギーCEOで、ビールの醸造や人生哲学、そして大麻の使用について語っている。5分程度の動画がこのほか6本企画されており、毎月1本ほどのペースで公開される予定だ。このサイトは他にも、大麻と合う食べ物を紹介する動画などを公開している。

スヌープ・ドッグが目指しているのは、大麻のマイナスイメージを払拭することだ。リサーチ機関、アークビューは2015年の合法大麻市場を54億ドル(約6,458億円)と推算している。同社の担当者は次のように述べる。

「大麻は間違いなく、最も急速に成長している国内産業のひとつです。23の州が既に医療大麻を解禁しており、そのうちの4州とワシントンDCが成人の娯楽目的の使用を合法化しています。また10以上の州が来年中の大麻法改正に向けて議論しています」

スヌープ・ドッグは、知名度を利用してこのビジネスに参入した有名人の1人だが、最近では女優のウーピー・ゴールドバーグも女性向けの医療用大麻製品「Whoopi & Maya」を発表している。

編集=上田裕資

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