ビジネス

2016.04.05 16:01

「未来のビル・ゲイツ」15名 スポーツ衣料のパイオニアほか


「在宅介護×技術」素晴らしい日々を
ジョシュ・ブルーノ/Josh Bruno (29)
HOMETEAM 共同創業者


テクノロジーの導入で質の高い在宅介護を目指すブルーノが「Hometeam(ホームチーム)」を立ち上げたのは2013年。その理由は98歳まで生きた祖父の介護でまともに利用できるサービスがなく、家族にも大きな負担がかかったからだ。

テクノロジーがサポートするのは、顧客の望むケアと介護者のマッチングだけでなく、介護先にはiPadが置かれ、体や気分のチェックや薬の服用、介護スケジュールなども管理する。アプリのおかげで、高齢者と介護者たちと、離れて住んでいる家族との間で細やかな情報が共有できるようになった。

Hometeamで働くのは委託業者ではなく正社員で、類似企業の倍の報酬を得ている。これも介護者の空き時間の削減や運営の効率化などテクニカルに対応できたから。現在、ニューヨークを中心に4都市でサービスを提供中。3,600万ドルの投資を受けている。ブルーノはこう語る。「我々の使命は、高齢者の方々が素晴らしいと思える毎日を創り出すことです」。

キャロライン・ホワード = 文 ジャメル・トッピン = 写真 徳田令子/アシーマ = 翻訳 山下祐司 = 構成

この記事は 「Forbes JAPAN No.21 2016年4月号(2016/02/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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