ビジネス

2016.04.03

社員が「やる気」に満ちた日本企業トップ10

Soren Hald / gettyimages

世界的に各企業が、人事を評価する新しい基準を模索するなか、人事戦略コンサルティング企業「リンクアンドモチベーション」による「モチベーションインデックス」が“新たな経営指標”として注目を集めている。本誌は同社の協力のもと、社員のモチベーションが高い企業への取材を行った。

上位10社からわかる「生き残る企業」の条件とは?

商品ライフサイクルの短期化が進むなか、企業の競争力の 源泉が「モノ・カネ」というハード面から「ヒト」というソフト面へと移行してきている。これからの時代に企業が生き残るためには、各企業は「商品サービス での競争」だけではなく、「優秀な従業員を獲得するための競争」に打ち勝つことが必要不可欠となる。

今回、ランキングトップ10に選出さ れた企業の結果から、どのような項目がモチベーションインデックスの向上に影響しているかを分析した。結果、下記の項目が特に全体のスコアと相関性の高 かった項目だった。「多様な人材」に「責任とやりがいを感じる仕事」と「働きやすい業務環境」を提供することがキーだと推察される。組織の中に適切な多様 性を取り込みながら、仕事や環境をデザインできることが求められているのではないだろうか。

モチベーションインデックスに特に相関性の高かった項目

・多様な人材がいること
・適切な採用・人材の配置
・IT環境の充実
・継続的な業務改善
・部署内での役割責任の明示
・責任ややりがいのある仕事

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リンクアンドモチベーション = データ提供・分析

この記事は 「Forbes JAPAN No.22 2016年5月号(2016/03/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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