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2016.03.28

今年「買わない方がよい車」13モデル発表、米の複数調査から判断

Digital Storm / shutterstock

最近の新型モデルは、かつての車とはかなり違っている──もちろん、良い意味で異なっている。本当にひどくダメな車がディーラーの店頭に並ぶことは、非常に珍しいことになった。だが、なかには信頼性に疑問符が付き、再販価値が低くなるものや、時代遅れのデザインや技術を採用しているものもある。

現在の平均的なモデルはより高水準のパフォーマンスを実現しており、より安全で、快適性を提供するためのより多くの装備を提供し、かつてないほどの耐久性を実現している。鋭い目を持つ買い手なら、苦労して稼いだ結果やっと購入することに決めた新車には、予算内で最高と思えるものを選びたいはずだ。

そこで我々は、複数の情報源から入手したさまざまなデータを入念に分析し、「購入を避けるべき13モデル」を選定した。消費者団体「コンシューマーズ・ユニオン(CU)」が発行する「コンシューマー・リポート(CR)」のロードテストの結果と顧客満足度のスコアが平均以下のモデルを特定。さらに、CRに掲載された読者の意見も反映させた。また、調査会社JDパワーがまとめた顧客満足度に関する調査結果、中古車情報サイトのオートモーティブ・リース・ガイド(ALG)が公表している再販価格も加味した。

ちなみに、自動車価格情報サイトのケリー・ブルー・ブック(KBB)によると、米国では中古車の平均価格が3万3,871ドル(約384万円)。平均的なモデルは新車購入5年後の再販価値が新車価格の35%となっている。自動車とトラックのうち、2016年の再販価格が最も高いモデルは、新車購入3年後と5年後の販価格がそれぞれ、60%以上、50%以上だ。

以下、公表済みのデータをまとめ、その結果から推定した「購入をお勧めしない」13モデルを挙げた。これらは、新車購入3年後の売却価値(再販価値)が新車価格の半額以下、5年後に3分の1以下に下がると見込まれている。

・アキュラ RLX
・キャデラック ATS
・クライスラー 200
・シボレー サバーバン
・ダッジ ジャーニー
・フォード フィエスタ
・フォード フォーカス
・ダッジ ダート
・インフィニティQ50
・ジープ チェロキー
・ジープ コンパス
・ジープ パトリオット
・日産 パスファインダー

編集 = 木内涼子

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