「人生最良の時はまだ先」、66歳のスプリングスティーンから学べること

ブルース・スプリングスティーン (Gilbert Carrasquillo / Getty Images)

ブルース・スプリングスティーンと彼のコンサートでいつもバック演奏を務めるEストリート・バンドは、今も変わらずに素晴らしい。2月4日にボストンで行われたコンサ―トで、ある観客が彼らのパフォーマンスから学んだことをお伝えしよう。

忍耐は報われる

人気のイベントのチケットを購入するのは、最近では本当に、不可能に近いほど困難だ。だが、まだ完売していなければ、入手するチャンスは残されている。あきらめないことが肝心だ。もしどうしても手に入れたい何かがあるなら、忍耐力を失ってはならない。あきらめてはいけない。

一貫性が重要

ブルース・スプリングスティーンとEストリート・バンドのライブで、彼らが観客を裏切ることは決してない。かつてブルースがコンサートを開いたボストン・ミュージックホールはずっと以前に閉鎖されてもう存在しないが、ブルースは今も変わらないパフォーマンスをみせてくれる。

リピート客を確保したい企業は、変わらないサービスを提供しなくてはならない。そうでなければ、ブルースではなくボストン・ミュージックホールと同じ運命をたどることになるだろう。

才能があれば年齢は無関係

ブルースは現在、66歳。だが、今でも現役で歌っている。先ごろフォーブスのインタビューに応えた米女優ジェーン・フォンダは78歳だが、新たに演技のコーチを雇い、今も演技に磨きをかけ続けている。

私たちはよく、何かができないことを年齢のせいにする。そんな言い訳は、誰もが飽き飽きするほど聞いている。そろそろ私たちは、年齢をさまざまなことの理由にするのをやめて、自分自身の態度についてより深く考えてみるべきではないだろうか。ブルースもジェーンも、人生の最良の時は過ぎたなどとは考えていない。実際にブルースは先ごろ、新作のアルバムを完成させたばかりだ。

有意義に生きる

ブルースはコンサートの途中で、人生に対する自身の考え方を語った。家族を持ち、子どもを育て、与えられた仕事をこなし、良い行いをできる時間は限られている。だからブルースは、常にそのことを胸に刻んで生きているのだという。なんと心を揺さぶる言葉だろう。

私たちがこの地球上で生きられる時間には限りがある。だから、与えられた時間は有意義に使わなければならない。次にラスべガスに行くときには、軍資金を少し多めに用意しよう。悔いなく、思いきり楽しめるように。

編集 = 木内涼子

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