リーダーシップ

2024.05.13 12:30

時代が求める「右脳派リーダー」に必須の4つのスキル

木村拓哉
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Getty Images

世界は、利益重視型の戦略から、ヒューマンエクスペリエンスと創造性が影響力を持つ戦略へと移行しつつある。そんななかで存在感を増してきたのが、伝統的な経営管理では影の存在だった、右脳派のリーダーシップだ。創造性や共感、直観を中心にアプローチする、新たなビジョナリー型マネジャーである右脳派リーダーが次々と誕生している。

デジタル改革が進み、社会が変化し、世界的危機が起きるなかで、リーダーは自身のチームを導いていかなければならない。こうした時代をうまく切り抜けていくためには、リーダーシップそのものを進化させ、「権威と積極的な自己主張」という従来型の枠組み以上のものを包含していく必要がある。とはいえ、今日のビジネス環境における右脳派リーダーとは、具体的にどのような人を指すのだろうか。

右脳派リーダーは、個々のチームメンバーについて、それぞれの現状を把握し、チームに貢献する必要不可欠な存在として扱う必要がある。こうした管理スタイルは、左脳的思考で植え付けられたロジックや構造を否定するものではない。むしろ、斬新な方法で課題に立ち向かうために欠かせない包括的な思考と創造性をもって、従来型マネジメントを豊かにするものだ。

さらに右脳派リーダーは、意思決定の際に、頭脳だけでなく、心をも生かす。あらゆるビジネス指標の背景には、ストーリーをもつ人間が存在していることを理解しているのだ。

右脳派リーダーに必須のスキル

右脳派リーダーになるためには、さまざまな独特のスキルに磨きをかけなければならない。では、右脳派リーダーを見分けるポイントを紹介しよう。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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