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2024.05.04 10:45

職場での生成AI事情、利用できるのは2割程度

リリースベース(松村)

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2022年のOpenAIによる『ChatGPT』発表以来、生成AIという新たなジャンルが確立され、市場を席巻している。さまざまなメーカーが生成AIの環境を提供され、ビジネスで活用することで作業効率の向上が期待されており、利用するか否かでビジネスに差が生まれそうだ。

そうしたなか、カウネットが「生成AIツールについて」の意識調査を実施。職場での現状を垣間見られる。

まず、職場でChatGPTなどの生成AIツールを使用できるか否か問うたところ、「使用できる」「限定的に使用できる」を合わせて「できる」が22.2%という結果になった。

職場の生成AIツール導入について不安に感じていることはとの問いには、「不安を感じていない」が48.5%と約半数が回答。Aiから得られる情報の信頼性が30.0%、セキュリティのリスクが25.1%と続いている。

一方で、もし職場で生成AIツールが利用できる環境になったら利用するかの問いには、「積極的に使いたい」「必要に応じて使いたい」を合わせて「使いたい」が67.4%と7割近くを占めた。

また、プライベートで生成AIツールを利用しているかの問には、「使っている」が10.6%、「使ったことはあるが、今は使っていない」が11.2%となっており、職場以上にあまり使われていないという結果となった。

最近は、Windowsやオフィスアプリに「Copilot」が実装され、より生成AIが身近になってきているが、企業で利用するとなると、運用方法やセキュリティ対策などをしっかりしないと情報漏洩や信用問題に発展する可能性がある。ただ、うまく利用できるようになれば確実に作業効率アップにつながるので、利用できる環境を整備することがビジネスを加速させるカギになることは間違いない。

出典:カウネット「生成AIツールについての意識調査」より

文=飯島範久

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