サービス

2024.04.25 12:30

TikTokの「買い手」は誰に? 有力候補に挙がる企業と個人の名前

一方、ウェドブッシュのアナリストは、TikTokのデジタル広告の大半が、今後はグーグルやメタのフェイスブックやインスタグラムに流れることになると予測している。

米国の議員や政府高官は長年、TikTokが中国企業に所有されていることが、国家安全保障上の脅威となることを懸念してきた。同プラットフォームを米国企業に売却させようとする試みは今に始まったことではなく、2020年にはトランプ前大統領が、「米国企業に売却しない限り、米国での配信を禁止する」と脅す大統領令に署名した(そのトランプは現在、TikTokの禁止に反対を表明している)。

この大統領令により、オラクル、ウォルマート、マイクロソフトらが買い手候補として浮上し、プラットフォームの入札合戦が繰り広げられた。バイデン政権は後にこの大統領令を覆したが、その後の自身の大統領令で、TikTokのような外国に支配されたSNSプラットフォームの見直しを求めた。TikTokは中国政府とのユーザーデータの共有を否定しており、今回の法律を批判している。

バイトダンスの現在の評価額は、2680億ドルと報じられている。WSJは3月に、TikTokの売却額が1000億ドルを超える可能性があると報じていた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事