時計

2024.01.21 15:00

時を紡ぐもの

時を紡ぐ「物語」

BREGUET|タイプ 20 2057

自動巻き、SSケース、ケース径42㎜。2585000円〈ブレゲ ブティック銀座Tel:03-6254-7211〉

自動巻き、SSケース、ケース径42㎜。2585000円〈ブレゲ ブティック銀座Tel:03-6254-7211〉

1955年から59年にかけて、フランス空軍に納入していたパイロットクロノグラフ「タイプ 20」のデザインを継承。大きめの積算計や操作しやすいリュウズなど、当時のパイロットが求めた機能的なデザインは、現在でも通用する美しさがある。ムーブメントはCal.7281で、10分の1秒の計測が可能。さらに連続計測できるフライバック式になっている。

PANERAI|ラジオミール オット ジョルニ

手巻き、ブルニートスティール™ケース、ケース径45㎜。1293600円〈オフィチーネ パネライTel:0120-18-7110〉

手巻き、ブルニートスティール™ケース、ケース径45㎜。1293600円〈オフィチーネ パネライTel:0120-18-7110〉

今年はパネライの時計の原点である「ラジオミール」に注力。デザインは継承しつつ、素材で新しい提案をする。このモデルは再生スティールをベースに、表面に使い込んだ風合いの加工をしたブルニートスティール™を採用。ダイヤルにはレトロなグラデーションカラーを採用し、1938年当時の雰囲気をうまく表現。

BLANCPAIN|フィフティ ファゾムス70週年記念 ACT3

自動巻き、9Kブロンズゴールドケース、ケース径41.3㎜。世界限定555本。4422000円〈ブランパン ブティック銀座Tel:03-6254-7233〉

自動巻き、9Kブロンズゴールドケース、ケース径41.3㎜。世界限定555本。4422000円〈ブランパン ブティック銀座Tel:03-6254-7233〉

1953年に誕生した「フィフティ ファゾムス」は、モダンダイバーズウォッチの原点。その誕生70周年の節目を飾る限定モデルは、アメリカ海軍のミルスペックに準拠した歴史的モデルへのオマージュをささげるもの。6時位置は水密性表示で、内部に水が浸入すると濡れて色が変わる。そしてケース径は初代と同サイズ。

ZENITH|パイロット ビッグデイト フライバック

自動巻き、SSケース、ケース径42.5㎜。1463000円〈LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニスTel:03-3575-5861〉

自動巻き、SSケース、ケース径42.5㎜。1463000円〈LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニスTel:03-3575-5861〉

時計界で唯一、ダイヤルにPilotと明記できるゼニスは、飛行機黎明期から航空計器などを製作していた名門。今年はパイロットコレクションをリニューアルし、モダンな雰囲気に。赤の差し色が効いているフライバッククロノグラフは、6時位置に大型のカレンダーを配置し、計器風のデザインに。ラバーストラップも付属。

TUDOR|ブラックベイ

自動巻き、SSケース、ケース径41㎜。575300円〈日本ロレックス / チューダーTel:0120-929-570〉

自動巻き、SSケース、ケース径41㎜。575300円〈日本ロレックス / チューダーTel:0120-929-570〉

クロノメーター級の精度と1万5000ガウスの高耐磁性能を求めるMETASによるマスター クロノメーター認証を受けた高性能ムーブメントCal.MT5602-Uを搭載し、防水性能は200mを確保。数々のタフウォッチをつくってきた名門らしい実用性を誇るが、バーガンディ色のベゼルのおかげで腕元が華やぎ、さまざまなシーンで活躍してくれる。

BREITLING|ナビタイマー B01 クロノグラフ 41

時計は下と同じ。ジャケット319000円〈ベルヴェスト/ビームス 六本木ヒルズTel:03-5775-1623〉ニット36300円〈フィリッポ デ ローレンティス/トヨダトレーディング プレスルームTel:03-5350-5567〉

時計は下と同じ。ジャケット319000円〈ベルヴェスト/ビームス 六本木ヒルズTel:03-5775-1623〉ニット36300円〈フィリッポ デ ローレンティス/トヨダトレーディング プレスルームTel:03-5350-5567〉

自動巻き、SSケース、ケース径41㎜。1221000円〈ブライトリング・ジャパンTel:0120-105-707〉

自動巻き、SSケース、ケース径41㎜。1221000円〈ブライトリング・ジャパンTel:0120-105-707〉

世界初の航空回転計算尺付きウォッチとして1952年に誕生した「ナビタイマー」。その計器のような緻密なデザインは、誕生から70年を超えた今も変わらぬ魅力がある。現行モデルは12時位置に公式時計を務めている国際オーナーパイロット協会(AOPA)マークが入り、パイロットとの深い関係をさりげなく主張している。さまざまなカラーバリエーションがあるが、深みのあるブルー×ブラックなら、コーデイネイトのアクセントになる。

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direction by Akira Shimada | photographs by Akira Maeda | styling by Makoto Yoshino | hair & make-up by HANJEE (SIGZO) | model by Asahina | text by Tetsuo Shinoda

この記事は 「Forbes JAPAN 2024年1月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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