ネトフリの新作アニメ『ブルーアイ・サムライ』 小島秀夫監督も大絶賛

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ネットフリックスのアニメ『BLUE EYE SAMURAI/ブルーアイ・サムライ』は、『ホワット・イフ...?』を制作したブルー・スピリットなどが手がけたもので、今年のネットフリックスの新番組の中で最高、いや、全番組で最高の作品かもしれない。

え? 筆者の意見などどうでもいいって? では、ゲーム界の巨匠、小島秀夫監督の意見ならどうだろう?

小島監督は、映画やドラマを3段階で評価する投稿で知られている。短いコメントのみの投稿は、おそらくその作品を気に入らなかったという意味だ。


その上の段階は、より長いものの、比較的中立的な感想にとどまっている投稿だ。


これに対し、『ブルーアイ・サムライ』のレビューは長い上に非常に好意的で、感嘆符も多用している。こうした投稿は非常にまれで、この作品がとても気に入ったという意味だ。


「ずっと気になっていたアニメドラマ『BLUE EYE SAMURAI/ブルーアイ・サムライ』を2話まで観た!これはすばらしい!!殺陣、風景、アクション、バイオレンス、エロス! すべての要素と色彩、動き、息遣いが、“日本の佇まい”を、美しく描いている! これは楽しみが増えた。鎖国時代での碧眼のサムライによる復讐劇。テーマ的にも興味深い」

しかも、これは最初の2話だけの感想だ。同作は、最後まで同じようにすばらしい内容となっている。筆者が唯一の欠点だと思ったのは、続きを気にさせるようなエンディングだ。ネットフリックスがこれまで、良い番組を十分な理由なく打ち切ってきたことを考えると、危険な終わり方だといえる。

批評家もまた、小島監督と同じく同作を高く評価している。批評サイト「ロッテン・トマト」での批評家の総合評価は100%、一般視聴者のスコアも96%と、批評家と視聴者の意見が一致した珍しい例であり、『アーケイン』(100%、96%)や『サイバーパンク:エッジランナー』(100%、95%)といったアニメと並ぶ大成功を収めている。ネットフリックスにとって、今年最高水準の評価を得た作品となるだろう。歴代ネットフリックス作品でも最高水準の部類に入るのではないだろうか。

しかも、ネットフリックスの他の大人向けアニメ作品とは異なり、『ブルーアイ・サムライ』は完全オリジナル作品だ。漫画やゲームなどを原作としたものではないことを考えると、さらに見事な結果だ。

小島監督は、同作で描かれた「日本の佇まい」を高く評価している。確かに、この作品はすべてが美しく描かれ、脚本とアニメーションのクオリティーも非常に高い。アニメファンやアクションファンには必見の作品だ。第2シーズン(そして第3シーズン、第4シーズン)も制作されることを、ネットフリックスの神々に祈るとしよう。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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