まず、「災害時の情報取得メディア」としては、全世代では「テレビ」が57.5%となったが、Z世代は「X(旧Twitter)」が51.6%で36.4%のテレビを圧倒している。Xはほかの世代でも重視されていて、全世代でも3位。また、年齢が上がると「ヤフーニュースなどのポータルサイト」が2位となり、全世代でも2位となっている。
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「地震や火災などの緊急災害情報がもっとも速いメディア」としては、やはり全世代では「テレビ」が29.8%ともっとも多いが、次いで「X」の24.7%となっている。ただ、「もっとも信頼できると思うメディア」としては、テレビが全世代で35.6%と圧倒しており、Xやヤフーニュースなどのポータルサイトは12%程度と情報に頼るものの信頼度は低いと感じているようだ。
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「災害時にフェイクニュースを一時的にでも信じてしまったことがある」という問いに、1度でもあると回答した人が34.1%もおり、Z世代では45.6%と若年層ほど信じてしまっていた傾向が高い。しかも「頻繁にある」が5.2%もおり、ついつい流れてきた情報に対して精査せず脊髄反射で反応してしまう傾向にあると思われる。
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一方で「メディアリテラシーの教育やレクチャーを受けた経験は」の問いには、全世代では21.3%に留まったものの、Z世代では41.2%の人が受けたと回答。若年層ほど高い傾向にあるが、先ほどの問いと照らし合わせると、このような教育やレクチャーが効果的だったかのかはなんとも言えない。
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「災害時にもっともつながりやすいSNS」との問いには、「LINE」が全世代で28.5%とトップ。ただ、Z世代とミレニアル世代ではXが上回っており、情報収集を含め意外とXを信頼しているようだ。
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ただ、「家族と連絡がとれるSNS」としては「LINE」が全世代で66.1%とほかを圧倒している。おもしろいのがZ世代とミレニアル世代では「Instagram」が2位になっており、Xとの使い分けがなされているようだ。
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ほとんどの人が持っているスマホによって、ネットにつながってさえいればテレビより情報収集しやすいため、若い世代ほどそれに頼る傾向があるが、そのぶんフェイクニュースに引っかかりやすくなる。高齢者が引っかかりにくいのではなく、頼るメディアが違うからで、SNSに頼る頻度が高くなれば、フェイクニュースに引っかかりやすくなるはずだ。正確な情報を得るためにも、即反応せずに精査するゆとりを持って情報に接してほしい。
出典:ミドリ安全.com「災害時の情報取得やフェイクニュースへの認識に関する調査」より